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更年期障害を乗り越えるには



医学的に言えば更年期障害は、

ホルモンバランスの崩れが自律神経に影響してしまっている状態、ということになります。ですから、そこを原因と捉えて対処しようとすると、一般的な医療機関ではどうしても薬物療法が第一選択になります。


ここで個人的な印象を申し上げると、高確率で「心身ともに著しく我慢を溜め込みやすい」方が更年期障害に陥りがちなように思います。


「ストレスに満ちた職場で文句も言わず多忙な毎日を頑張っている」

「自分の気持ちと行動との間に矛盾を感じながらもあきらめて日々過ごしている」

「心の奥底は満たされないのに自分は幸せだと自分に言い聞かせながら暮らしている」

「自分の女性性を周囲から認めてもらえないつらさを避けるため、無理に女っぽくなく振る舞っている」


あくまで個人的な経験上ですが、上記のような傾向と症状の有無にとても関連性を感じるのです。


当院ではここをアプローチの端緒として、まずは身体的に、無理や我慢の表れである各部の不要な緊張を丁寧に取り除きます。緊張が抜けた状態がある程度続き、症状が安定し始めたら、ストレスや緊張感を感じにくくなるよう個々に適した気持ちの切り替え方を探ります。


気持ちの切り替え方と言うと「何だか難しそうだな…」と思われてしまうかも知れませんが、最も大切なのは「焦らず、現状を認める」ことです。「こんなことをしていてはダメだ、早く何とかしなきゃ」といった焦りは、身心の緊張に直結してしまいますから、「人生まだまだ先は長い」「自分の人生の主役は自分」ということを思い出し、まずは落ち着いて、自分は本当は何をしたいのか、何をしたくないのか、何を快く、何を不快に感じるのか、じっくりと探ってみて頂きたいのです。


更年期障害に悩む方は、様々な症状が押し寄せて来る中で、日々のタスクをこなしながら、どうにかこうにか生きている、という現状かも知れません。精神的にも、落ち着いて何かを考えている余裕はないかも知れません。


それでも、できる範囲で構いませんから、試してみてください。気持ちが整理されると、心が鎮まります。そうするとホルモンの分泌が安定し、症状が落ち着きやすくなります。


もし、何か聞いてみたい、と思ったら、いつでもご連絡ください。SMSでもSNSでも、お電話でも結構です。お電話の場合は留守番電話になっていることが多いですが、メッセージを残して頂ければ折り返しご連絡いたします。


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