膣ケアは全身の健康にどう影響するのか。
どんなに男女交際と縁遠くても、妊娠する予定がまったくなくても、閉経すらしていても、それでもなお膣ケアをお勧めしたい、その理由とは。
膣ケアはヨーロッパ、アメリカ、インドでは常識。
ケアの方法どころか、ケアが必要なことすら知らずにほったらかしなのは、先進国では日本くらいだとか。妊婦さんや妊活中の方にはもちろん、それ以外の方でも、日々を健康的に過ごすためには欠かせないセルフケアなのです。それに気付いた国内の病院や助産院では、すでにケアの提供が始まっています。

膣は筋肉。衰え、たるみ、萎縮し、干からびます。
女性の骨盤内臓器の中で、自分から使おうとしなければずっと活動しない唯一の組織、それが膣です。消化器は、食後には必ず働きます。子宮も、通常は少なくとも月に1回は、必ず伸縮します。でも膣は、交接や分娩が行われなければ活動することがありません。生物の組織は、使われないとどんどん退化してゆきます。そしてその機能にまつわる内分泌系(ホルモンバランスなど)も、関連するその他の組織(支える筋肉など)も、徐々に休止状態に入ってしまうのです。

膣の衰えは何を引き起こすのか。
冷え症・におい・黒ずみ・生理痛・PMS(生理前症候群)・頭痛・肩こり・腰痛・尿もれ・便秘・性交痛・不感症・骨盤臓器下垂、難産……。膣が衰え、内臓を支える筋肉が衰え、骨盤内の血行が悪くなると、様々な不調が起こってきます。ほんのちょっと気を付けてさえいれば味わわなくて済んだつらさに、あなたは悩まされ始めているのかも知れません。

膣が衰えやすい要素。
膣は前述のように、不活動期間が長いと衰えますが、冷えて循環が悪くなるとそれがさらに加速されます。膣が冷えやすい場合とは、睡眠不足や過労、運動不足、アンバランスな食生活が続いた時です。また注意が必要なのは、スリムな女性は膣が衰えやすいということです。女性は元々筋肉量が少ないので、痩せ型の方は筋肉も皮下脂肪も少なく、代謝も保温性も低くて膣が衰えやすい傾向にあるのです。

膣の衰えは、止めることができます。
膣ケアは、基本的にセルフケアです。ご自身の力で美と健康を手に入れるための、効果的なアンチエイジング方法です。簡単なお手入れの仕方を覚えて実践すれば、自力で不調から解放されることができるのです。

膣ケアの方法。
膣ケアの方法は、一言で言えばいたって簡単。丁寧なマッサージと骨盤底筋体操、それに膣の温活です。初めてで慣れないうちは戸惑う部分もあるかも知れませんが、自分のわがままを今まで一番聞き入れ、無理を我慢してくれていたのが自分の体だったということを思い出し、いつくしむ気持ちさえ持てれば、決して難しいことではありません。スタッフが丁寧にセルフケア方法をレクチャーいたしますので、もしご興味をお持ち頂けましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
